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銃のコト


俺は納得がいかない。

漫画、アニメ、映画、小説、 ありとあらゆる分野において日本は


銃器描写が成ってない。



日本人が様々な作品において犯しやすい間違いをいくつか紹介するッ


1) そもそも基本が成ってない
実際に銃を斜め撃ちする奴がいるだろうか?
ハッキリ言ってカッコ悪いうえに実用性に欠ける。
そして、ロード後の銃口を覗くな。
そして、オートは弾が切れればホールドオープンする!
だから銃撃戦で「カチ、カチ」と空打ちすることは基本的に有り得ない。 (お互いにオートを使っている限りは)

まして、銃のストックを肩に乗せて狙撃するなどもっての外だ!!!


2) バランスを考えない
例えば、例えばだ。
明らかに俺よりも小さい少女が片手で対物ライフルをぶっ放すのを見てどう思うか。
……これは極端な例だけども、決して有り得ないわけではないかもしれない。
つまり、主役と引き立て役のバランスがまったく成り立っていないのである。
要するに、主役と銃は極力対等のものでなければならないのだろう。
でも、時としてそのバランスが程よく崩れるのは悪くない。 (2mを超える大男がPPKを持つ感じと思ってもらえれば)


3) 知識を無駄にひけらかす
「私はS&W M66の4インチ -俗にコンバットマグナムと呼ばれているものだ- を片手に敵の中へと飛び込んでいった。
敵はIntratec社の安物、Tec-9で武装している。」


さぁ、上の文を読んでどう思う?

……そう、固有名詞だ。
そしてどうでもいい情報(発売元、サイズ、値段、性能)を言ってしまっている。
次は、上の文を自分なりに要約してみた。

「私は一挺の拳銃を片手に銃で武装した敵の元へ飛び込んでいった。」

大体こんなものでいいのである。
上で言ったような無駄な情報や知識は、銃に興味が無い人間にはただうっとおしく、マニアには逆に嫌われてしまう。
上では小説について言ったが、漫画などでは銃の描写がしっかりしてさえいれば、マニアには分かってもらえるし、
その作品で興味を持った人にはそのマニアがそっと、優しく教えてあげればいい。
作品において、銃はそういうものなのだ。


4) 変な銃
構造的に無理のある銃、完全に常識を逸脱した銃、化け物みたいにデカい銃……

使うなとは言わない。 せめて最低限銃としての体裁だけは保ってくれ。

子供に変な銃の知識を与える奴が俺は一番嫌いだ。


5) 適材適所
銃にはそれぞれ適した用途がある。
ハンティング用の銃を市街戦で使うわけには行かないし、プリンキング用の小口径で熊に勝とうなんて無駄なこと。
要は、その場所とシチュエーションにマッチした銃を選べって事。

間違ってもS&W M500を平気で街中でぶっ放すような作品が生まれないことを祈る。


6) 時代考証
>現代の警官がモーゼルをぶっ放す
>西部劇にグロック
>レバーアクションにレーザーサイト

よっぽど時代考証の狂った作品で無い限り、やめた方がいい。


7) ハイ・キャパシティ
弾数は多ければ良いってモンじゃない。
本当に使える人間であれば6発もあれば5人相手でも十分戦えるし、
逆に使えない人間はターミネーター並みの装備でも負ける。

ショットガンなどに変な多弾装マグを付けるのはみっともない。




……こうした部分を考えてこそ、初めて銃が生かされるのではないだろうか。
それは、作品を作る側にとっても、作品の中の銃の使い手であっても同じことだと思う。

ちなみに、これはあくまで現代などを舞台にした作品などにのみ言えるので、
近未来SF作品には全く通用しないので注意されたし。



何か説教くさくてスマン。


オマケ
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